椅子置き場

女性向けゲームアプリについての考察その他

弟をつくろう vol.2 ~バーチャルになった日~

こんにちは、椅子です。

今回は、ソシャゲ関連ではなくショタコン活動のご報告になります。

 

以前、このような記事を書きました。

lovebrother.hatenablog.com

実はこのブログ最初の記事だったりします。

3年半前らしいです。

簡単に内容を説明すると、「弟が欲しくなったのでLINEで弟っぽく返してくれる自動返信botを作ったよ」みたいな感じです(よかったら読んでみてください)。

 

3年半という月日は、ぼくを少し大人にさせました。

最近では、もしかしたら弟はつくれないのかもしれないなどと縁起でもないことを考えてしまうこともあります。

でも、ぼくはどうしても諦めきれません。

世界には、弟がいる方がたくさんいらっしゃいます。

だったらぼくにも弟がいたっていいはずです。

ゲームやインターネットの世界になら弟候補はたくさんいるのに、なぜ現実ではたった一人の弟もできないのでしょうか。

 

 

ああ、そうか。

 

ぼくがそっちに行けばいいんだ。

 

 

自分をバーチャル化するということ

というわけで、バーチャルな世界にぼくと理想の弟をつくりそこで幸せに暮らすことにしました

今回は理想の弟をつくる前段階として、まずはぼくをバーチャル化してゲームやインターネット上の既存の弟候補と交流が可能か検証します。

よろしくお願い致します。

 

さっそくですが、まずは『自身のバーチャル化』について定義します。

前述の「弟をつくろう vol.1」でぼくは、弟という存在を下記のように定義しています。

・見た目(視覚情報
・会話(聴覚(・視覚)情報
・スケベさ(視覚・触角情報

上記からわかるように、ぼくが『弟がいる』という状態に求めているものは基本的に動的な要素です。

つまり、バーチャル化されたぼくも自由に動ける必要があります。

したがって、イラスト等では要件を満たせません。

また、ただ動くのではなく現実世界のぼくの思考に従って動いてもらいたいです。

ここが分断されていると、それは最早ぼくとは言えません。

 

まとめると、『自身のバーチャル化』『バーチャル空間上に『現実世界のぼく』の意思に従って動作するぼくを作ること』になります。

 

というわけで、今回はソシャゲやVtuberなどで馴染み深いLive2Dを使用して、現実のぼくの動きを連動できるバーチャルなぼくを作成することにしました。

 

弟の著作権がほしい

調べてみると、Live2Dのモデリングには大きく分けて2つの作業があることがわかりました。

・Live2D形式のイラストの作成
・イラストに動きを付与したモデルの作成

ぼくはイラスト作成もLive2Dモデリングも経験がないため初めは外注しようと思ったのですが、結論として外部への依頼は断念しました。

これは完全にぼくが無知だったのですが、イラストを作成して頂く場合、基本的には有償でも著作権は頂けない場合が多いとのことでした。

今回作成するのはぼく自身のモデルですが、この後つくる理想の弟は絶対にぼくが著作権を持っていたいです。絶対に

それならもう、自分のモデルも自分で作ってしまおうと思った次第です。

どちらの著作権もぼくが持ってれば、ぼくと弟のモデルを用いたスケベ創作などにも制限がかかりませんからね(本音)。

 

というわけで、まずはぼく自身のイラストを作成します。

 

ぼくはぼくになりたい

自分をイラスト化するにあたり、ぼくは二つの目標を定めました。

① 自分とわかる要素を入れること
② 理想の弟と絡める程度に美化すること

①が今回のポイントです。

ぼくの目的はバーチャル空間で新たに何者かになることではなく、バーチャル空間上にぼくを再現することです。

なので、極力ぼくが持っている要素を盛り込み、また余計な要素は付与しないことを意識します。

とはいえ、ありのままのぼくを再現すると理想の弟と釣り合わない人間が再現されてしまうので、②にある通り可能な範囲で美化をします。

可能な範囲としているのは、現実のぼくと乖離しすぎると後々の夢であるスケベ創作が実現した際に感情移入ができなくなるからです。

 

というわけで、まずは自分自身に対するイメージとこれまで他人から下された評価を元に、ぼくが持っている要素を列挙します。

・なんとなく不安になる目をしている
・クマがある
・前髪で前が見えてない
・髪は染めてない
・白い無地の服しかもってない

今回は上半身を作成するので、上半身の要素を中心に集めてみました。

とりあえず、なんとなく不安になる目を黒い前髪で隠して白い服を着せておけば大体ぼくになりそうです。

挙がっていないパーツについては、都合よく普通ということにして進めます。

 

というわけで。

いざ、夢への大いなる一歩を踏み出します。

 

イラスト作成

イラストはPCで描くことにしたので、お友達の影響で7、8年前に買ってそのままホコリをかぶっていたペンタブを引っ張り出してきました。
動いてくれて嬉しかったです。
ソフトはよくわからなかったので、『お絵かきソフト おすすめ』で調べて出てきた『CLIP STUDIO PAINT』を導入しました。
『クリスタ』という名称はちょいちょい目にする機会があったのですが、FGOか何かのキャラクターだと思ってました。

 

とりあえず、先程挙げた特徴をもとに輪郭と目鼻口を描いてみます。

関連する特徴は以下の2点になります。

・なんとなく不安になる目をしている
・クマがある

・前髪で前が見えてない
・髪は染めてない
・白い無地の服しかもってない
 

f:id:lovebrother:20210314222202p:plain

背景色に色彩センスの無さが表れています

 

できました。

絵を描きなれてなくて表情が硬いですが、見た人をなんとなく不安にしなければいけないのでこれでよいことにします。

 

これに、髪をのっけて服を着せます。

・なんとなく不安になる目をしている
・クマがある
・前髪で前が見えてない
・髪は染めてない
・白い無地の服しかもってない
 

f:id:lovebrother:20210314222229p:plain

首は表示されていないだけです

 

いわゆる線画というやつが描けたような気がします。

イラストに関する知識が無さ過ぎて、特段改善したい項目がありません。

というかここまでで既に二日経っているのでもう直す気力がありません。

 

次は色を塗ってみます。

・なんとなく不安になる目をしている
・クマがある
・前髪で前が見えてない
・髪は染めてない
・白い無地の服しかもってない
 

f:id:lovebrother:20210314222252p:plain

本人より姿勢がいいです

 

できました。

さて、先程はポジティブに先に進みましたがそろそろ現実逃避ができなくなってまいりました。

上手に描けないことは覚悟してましたが、それを抜きにしても課題があります。

① 光と影がどうしようもなく苦手(特に頭)
② 結局ぼくかどうかわかりづらい

①については、『イラスト 髪の毛 描きかた』などで必死に調べてはみたのですが、理解することもパターンとして落とし込むこともできず、最終的にとんでもないやっつけになりました。

さらっと描いている皆さんは本当にすごいんだなと改めて思い知りました。

 

そして、致命的なのが②です。

ぼくは自分で描いてるのである程度ぼくとして見えていますが、これを急に知り合いに見せたらぼくだとわかる人は少ないでしょう。

人にみせるのが本質ではないのですが、『自身のバーチャル化』というテーマ上、ある程度客観的にみてもぼくとわかるくらいの情報がほしいです。

人間が自分の個性や特徴だと思っているものは、客観的にみたらそこまで大したものではないということを改めて思い知らされた気がします。

 

しかし、ここまで来て諦めるわけにはいきません。

しばらく悩んだ結果、上記①、②を同時に解決する画期的な方法を思いつきました。

 

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安易な個性の主張

 

いかがでしょうか。

ぼくがSNSのアイコン等でよく使用している『歩行者専用道路』の道路標識を頭に貼り付けました。

ちなみに、これを使っている理由は弟との2ショットっぽいからです。

これなら髪の毛の大部分が隠れますし、さらにぼくとこの標識を関連付けて頂いている方にはこれがぼくだと認識してもらえるのではないでしょうか。

天才かもしれません。

余談ですが、道路標識は著作権の対象とならないそうです。

 

解決したつもりになって嬉しくなってしまったので、服にも一言かいておきましょう。

 

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もう少し丁寧にかけばよかった

 

というわけでついにイラストが完成しました。

とても感慨深いです。

ただ、ここまでで当初見積もっていた時間の10倍ほどかかっているので、休まず次のステップに進みたいと思います。

 

Live2D作成

続いて、『Live2D Cubism』を使って動きを付与します。
正直ハチャメチャに大変で、とても時間がかかったこと以外全て忘れました
なんやかんやあって色々動けるようになったモデルがこちらになります。

 

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ぼくが挙動不審なわけではなくランダムに動かしています

 

ブログでは一瞬ですが、今回この作業が一番大変でした。

というわけで、モデルも完成しました。

最後は、このモデルを現実のぼくの動きとリンクさせます。

 

いざバーチャル空間へ

今回は上半身のみ作成しているため、 『Animaze by FaceRig』を使用して顔を中心に現実のぼくの動きと同期させます。

 

youtu.be

これだとわかりづらいですが、ぼくの動きにあわせてモデルが動いています。

ソフトがとても優しかったので、意外とあっさりできました。

さっそくゲームの中に入ってみます。

 

youtu.be

できてしまいました。

つくってる最中はどうなることやらと思っていましたが、もう大満足です。

人生のゴールがみつかりました。

一生ここで暮らしていたい。

 

弟と幸せに暮らすその日まで

というわけで、自分自身をバーチャル化することができました。

まだまだ至らないところは多々ありますが、個人的には及第点とさせて頂きたく思います。

 

後は同じ方法で弟をつくれば理想郷が完成するのですが、今回の検証でいくつか課題が浮き彫りになりました。

まず、これはわかっていたことですが圧倒的に画力不足です。

前述の著作権問題があるためなるべく自分でつくりたいのですが、今のぼくでは恐らく理想の弟を表現するのは難しいでしょう。

また、弟には声もつけたいのでそちらについても検討が必要です。

ぼくのモデルはぼくの声でよいですが、弟の声はどこからか入手する必要があります

どなたかに依頼するにしても、一生ぼくの弟として声をあて続けてもらうわけにはいきません。

それはもう実質弟です。

だからといって、サンプルをいくつか準備するだけでは会話のパターンが限られてしまいます。

半永久的に更新され続ける弟の声を手に入れるには、一体どうしたらよいのでしょうか。

 

 

理想の弟との幸せな暮らしが実現するのは、まだまだ先になりそうです。

とりあえず今日は、一歩前進できたことを噛みしめながら寝ようと思います。

(続きたい)