推しゲームアプリを応援したいユーザは何をすべきなのか ~間接的な応援編~
こんにちは、椅子です。
前回に引き続き、今回も『推しゲームアプリ』の応援方法について考察したいと思います。
前回の記事はこちらになりますので、よろしければ併せてご覧頂けますと幸いです。
前回は、推しゲームアプリの応援における『直接的な応援』について考察しました。
というわけで今回は、間接的な応援編になります。
さっそくですが、間接的な応援とはどのようなものでしょうか。
間接的なので、アプローチの対象は公式以外となります。
ぼくがぱっと思いつくのは、こんな感じです。
友人への紹介は、個人差がでるので今回はおいておきます(友人がいないからわからないというわけではありません)。
今回は主に、SNSでの発信・発信補助について考えたいと思います。
それでは、前回の繰り返しとなりますがこれらのユーザの行動は本当に公式を応援できているのでしょうか。
正直、間接的な応援に関しては直接的な応援よりも応援の有効性に懐疑的な方が多いのではないでしょうか。
言葉の通りですが、直接公式を応援できているという実感がわきづらいのが大きな理由かと思います。
では、間接的な応援は直接的な応援に比べて応援としての優先度は低いのでしょうか。
ぼくはそうは思っていません。
これからのゲームアプリ市場では、この間接的な応援こそが公式にとってかなり重要な要因になってくると考えています。
もちろん、直接的な応援を無視するという意味ではなく、それぞれに大切な役割があります。
というわけで今回は、ぼくたちユーザが間接的な応援を頑張るべきだと思う理由とその効果について考察したいと思います。
毎度ながら、一ゲームアプリユーザの妄想としてお読み頂けますと幸いです。
価値のある広告はユーザが作る
まずは、SNSにおける公式の発信の拡散から考察します。
ゲームアプリ公式が利用しているSNSはほとんどの場合Twitterのため、ここではTwitterについて考えます。
Twitterでは、公式のツイートにリツイートやいいねをすることができます。
リツイートやいいねをする理由には、どのようなものがありますでしょうか。
備忘のため、公式への反応、フォロワーへの宣伝など色々あるかと思いますが、この中で間接的な応援に該当するのはフォロワーへの宣伝となります。
しかし、公式のツイートをリツイートするだけでは宣伝効果はあまり高くありません。
理由は、そのゲームアプリをプレイしていない人はリツイートが回ってきてもほとんどの場合ツイートの内容を全く読まないからです。
ちょっと極論にも聞こえますが、これはTwitterユーザであれば思い当たる節があるかと思います。
心理学では、人間は様々なパターンを潜在的に学習することで無意識に情報を取捨選択していると言われています。
つまり、自分が知っている情報や自分に関係がないことを知っている情報は、無意識に取得対象から除外されます。
わかりやすい例としては、TVやインターネットの広告があげられます。
初めて見た広告でもない限り、詳しくは知らないけど自分に関係がないことはわかっているから見ない(スキップする)、というような経験はみなさんもあるのではないでしょうか。
この場合、無関心どころかむしろ不要なものに時間を使わされたと感じ、その広告に対してマイナスの感情を抱く可能性すらあります。
リツイートで回ってきた情報は、基本的にこれと同じ状況になります。
新規タイトルでもない限り、自分がプレイしていないゲームだということがわかればそれは不要な情報になります。
読まれないのであれば、宣伝効果は全くありません。
では、どうすればよいのでしょうか。
ぼくは、リツイートした後に自らのツイートで情報を足すことで、宣伝効果を高めることができると考えています。
『ファンは企業ではなく人につく』と言われているように、人間は形式的な表現よりもより人間的な感情に基づく行動や発言に興味を持ちます。
これは、予測ができる事象に対して退屈を感じるという人間の習性に基づきます。
どうしても似たり寄ったりになる企業のツイートは流し見だけど、フォロワーのツイートはしっかり見る、ということが起こるのはこのためです。
自分がリツイートやいいねをしたツイートを見るのは、自分のフォロワーになります。
しかし、フォロワーにとってはリツイートした公式のツイートよりもあなた自身のツイートの方が高い価値を持つのです。
つまり、公式のツイートに自らが情報を追加して発信すれば、フォロワーに対する広告としての価値は向上するのではないでしょうか。
注意点としては、追加する情報は「この作品はいいですよ!」みたいな汎用的なものではあまり意味がありません。
せっかく追加したのに中身がないとより退屈になりマイナス面をさらに助長してしまうので、しっかり自分の言葉を織り込むのが重要です。
ちなみに、リツイートやいいねをすることは数字を増やすという観点でも応援としての意味があります。
当たり前じゃんという感じですが、これは逆に数字が小さいことを防ぐという目的になります。
人間は、同じ情報でも焦点の当て方によって異なる捉え方をすると言われています。
同じ作品の情報でも、リツイートやいいね数が多い方が人は興味を持ちやすくなります。
逆に、リツイートやいいねが少ないとその時点で興味を失います。
なので、可能であれば自分が応援したい作品のリツイートやいいねはしておいた方が見てくれた方が興味を持ってくれる可能性は高くなります。
ただし前述の通り形式的な拡散は逆効果のため、一言を付け加えることをお勧め致します。
布教は感情から生まれた最強の広告
繰り返しになりますが、人間は感情に基づく言動や行動に興味を持つため、布教についても基本的には同様の効果があります。
フォローしてくれている方は、少なからず自分の発言に目を止めてくれるはずです。
もちろん程度はあるかと思いますが、プレイしていないゲームの公式の発言よりは注目度は高いはずです。
では、どのように布教すればより効果を得られるのでしょうか。
宣伝の効果は、紹介する媒体の種類(イラストや文章等)ではなく主張の方法に影響を受けると考えられます。
先ほどと少し重なる話ですが、人は意見や主張を聞いた時、論理がいかに詳細に組み立てられているかではなく、話者が何を伝えたいのかという部分に心を動かされると言われています。
逆に、ただ論理的なだけの説明は相手にマイナスなイメージを与えてしまう場合があります。
つまり、ロジカルに情報を伝えるだけでは企業のツイートと同様になってしまうということになります。
あえて言語化してますが、これは直感的にもわかりやすい話かと思います。
自分の好きという感情をぶちまけたプレゼンこそが、現代で最も有効な広告なのではないでしょうか。
ぼくたちは広告になれる
というわけで今回の考察におけるぼくの結論は、
です。
誰もが平等に情報を入手できるようになったことと消費者が発信力を得たことで、今後はより小さい場所から発信された希少な情報が注目されやすいと言われています。
Twitterであまり知られていない小さなお店などの紹介がたくさんリツイートされるのはこのためです。
これはもちろん、ゲームアプリについても同様です。
現在、ぼくたちユーザには好きだ!応援したい!という思いを発信できる力が与えられました。
もちろん、個人では多くの人に声を届けることは難しいことです。
しかし現在は、情報を多くの人に届けられたとしても、多くの人の心を掴めるかどうかはわかりません。
自分がやっても効果がないと思いこまず、とりあえず身近な人に感情をぶちまけてみることが現代における最も効果的な宣伝なのかもしれません。
このブログも感情のぶちまけ処なので、どこかのどなたかになにかが伝わると嬉しいです(雑)。
今回の記事に関連する内容として、『内輪ノリの有効性』と『推しゲームアプリに興味をもってもらう布教方法』についての動画を作成しました。
よろしければ併せてご覧頂けますと幸いです。